鼻短犬とは?

様々な大きさ、姿、形がある犬たちの中でも、頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さ(マズル)が短い犬種は短頭種と呼ばれます。
愛くるしいその見た目のままに「鼻ぺちゃ」と呼ばれたり、呼吸音から連想しての「ブヒ」や「フガ」などの愛称を持つ魅力あふれる犬たちは当イベントでは「鼻短犬(はなたんけん)」と称し、もっともっとその魅力を探るイベントとして開催致します✨

このページでは小型~中型の代表的な鼻短犬をご紹介しておりますが、世界中には様々な鼻短犬が暮らしています。
国内ではレアな鼻短犬やミックス犬のご参加も大歓迎です!

フレンチ・ブルドッグ

18世紀イギリスの織物職人がフランスに渡った時、一緒に連れて行ったミニチュア・ブルドッグ(オールド・イングリッシュ・ブルドッグの小型版犬種)が元となり、パグやテリアとの交配で誕生した。
がっしりとした体つきの、極めて鼻が短い小型犬である。特徴的なのはコウモリが羽を広げたような耳で、バット・イアと呼ばれる。尾は通常短く、ほとんど振る事はできない。
利口で愛情深い性格である。

 

シー・ズー

ラサ・アプソとペキニーズを掛け合わせて作った小型犬。
チベット高原原産の寒冷地の犬を先祖に持つだけに下毛が密生し、四肢の毛はモコモコで防寒ブーツのようである。
毛色は日本では茶、或いは黒と白との2色の個体が多いが、どんな毛色も認められている。額部および尾部先端に白が入った個体が珍重される傾向にある。
無駄吠えも少なく快活だが頑固な面があり、しつけ次第では無駄吠えし扱い難い犬になる。

 

パグ

短鼻の小型犬。短毛でダブルコート、垂れ耳、巻き尾性器も短い。毛色はフォーン(サンプル画像の毛色)、黒、灰、白、シルバーなど。
その名前の由来は、ラテン語で「握り拳」を意味する「pugnus(パグナス)」から、または、中国語で「いびきをかいて眠る王様」を意味する「覇歌(パー・クー)」から、古い英語で「優しく愛されるもの」からきているとも言われる。
小型犬ながら、骨格はしっかりとしており、鳴き声も落ち着いた低い声である。ときには、高い声も出す。

 

ペキニーズ

中国原産の愛玩用犬種。
前肢辺りは太くがっしり、後肢辺りはやや細めである。前肢は短く、がに股であるため、前足を回し身体を横に揺らしながら歩くローリング歩行が特徴的。
分厚い下毛と、長くて硬めのまっすぐな上毛のダブルコート。耳と尻尾に飾り毛がある。
犬の中で一番犬らしくない(猫のよう)と言われている。小型で美な外見的に似合わず、勇敢で、大胆、自尊心の高さが伺え、自分から喧嘩を仕掛けることはないが、決して引き下がることをしない。飼い主に忠実であるが、独占欲が強く、頑固、気紛れでマイペースである。愛玩犬ではあるが、抱かれることを好まない。

 

ボストンテリア

アメリカ合衆国原産の小型犬。
1800年頃にアメリカのマサチューセッツ州ボストン地域でブルドッグとブル・テリア、ホワイト・イングリッシュ・テリア等をかけあわせ誕生した。たった4頭から始まったボストンテリアは当初はかなりの大型だったが、ブリーダー達による改良と努力を重ね、現在のコンパクトでスクエアな洗練された体型となった。
小型化するにつれ、ブルドッグやブルテリアのような闘争本能は影をひそめ、ユーモアある表情、知能は高く、温厚な性格となった。活発だがお行儀が良いため、その毛色から、「アメリカ犬界の紳士」「タキシードを着た紳士」「小さなアメリカ紳士」とも呼ばれている。

 

ブルドッグ

18世紀ごろの英国で雄牛(ブル)と犬を戦わせる牛いじめ(bullbaiting)という見世物が流行し、牛に対抗できる犬として開発された犬の品種の一つ。
1835年にイギリスで動物虐待法(Cruelty to Animals Act)が成立し、牛いじめを含めたブラッド・スポーツが禁止されると、ブルドッグは番犬や愛玩犬となった。闘争に必要だった獰猛な性格も取り去られ、現在では強面とは裏腹に、温厚且つおとなしい。漫画に出てくる“棘状スタッドの付いた革首輪をはめ、誰にでも唸りかかったり噛み付いたりする”という描写はカリカチュアである。

 

ブリュッセル・グリフォン
プチ・ブラバンソン
ベルジアン・グリフォン

ベルギー原産の小型の犬種。ネズミ駆除の使役犬と愛玩犬として誕生した。
赤茶色のワイヤーコートのブリュッセル・グリフォン、黒い被毛のベルジアン・グリフォン、スムースコートのプチ・ブラバンソンはケネルクラブによって公認の扱い方が異なっている。3犬種をすべて同じ犬種のバリエーションとして公認していたり、ベルジアンとブリュッセルを同一犬種、ブラバンソンを別犬種として公認しているケネルもある。
性格は明るく温厚で、友好的である。活発だが総運動量はやや少なめで、力も強くないため飼育もしやすい。

日本原産の愛玩犬種。
長い日本の歴史の中で独特の飼育がされてきたため、体臭が少なく性格は穏和で物静かな愛玩犬である。
クリクリした大きな目、しなやかで豊かな被毛と気品あるその風貌が人気。
おとなしく、愛情深い、飼い主と一緒にいることが大好きな犬種です。